一人のスタッフさんの熱意が動かした、医療現場のメンタルヘルス改革(湖西病院様 開催報告)
- 2月12日
- 読了時間: 3分
こんにちは!
NOVE株式会社 保健師・公認心理師の久保田千紘です。
先日、市立湖西病院様にてメンタルヘルス研修を実施いたしました。
今回の研修が実現した背景には、ある一人の保健師さんの素晴らしい「熱意」と、そこから始まった連鎖がありました。
「こんな講義は初めて」一人の専門職の推薦から始まったプロジェクト
きっかけは、以前私が登壇した専門職向けの交流会でした。
そこで私の話を聴いてくださった一人の保健師さんが、「こんなに聞き入ってしまう講義は初めて!ぜひ自職場でもメンタルケアを導入してほしい」と、病院へ強く推薦してくださったのです。
「若手の離職率を下げたい」「仲間が健やかに働ける環境を作りたい」と、組織のために動いてくださいました。
その想いの重さを受け取り、私も全力で研修の設計に臨みました。

研修に先立ち、私たちは睡眠時間、ワーク・エンゲージメント、心理的安全性尺度などの事前調査を実施しました。
そこで浮き彫りになったのは、「交代勤務ならではの睡眠の課題」です。
データが示す「交代勤務」とメンタルリスクの相関
24時間、患者さんの生活を守り続けている医療職の皆様。
しかし、その貴い仕事の裏側で、生活リズムの乱れによるメンタル不調のリスクと隣り合わせになっている現状があります。
「誰かの健康を守る人が、自分の健康を削っている」というリアルに対し、必要なのは精神論ではなく、具体的で科学的なアプローチであると改めて確信しました。
脳波の可視化で起こした「アハ体験」と、納得感のあるセルフケア
当日のプログラムでは、忙しい現場でも即取り入れられる「睡眠の工夫」や「レジリエンス」に加え、マインドフルネス呼吸瞑想を体験いただきました。

一番の盛り上がりを見せたのは、研修担当者様に脳波計を装着していただいた「脳波の可視化」のデモンストレーションです。
マインドフルネスによって脳が「整う」様子をリアルタイムで全員で確認した瞬間、会場は驚きと納得の「アハ体験」に包まれ、大きな活気に湧きました。

「目に見えないメンタルケア」が、科学的に「数値や波形」として証明された瞬間、論理的な納得感を重視する医療従事者の皆様の心に、変化の種が蒔かれたように感じます。

「現場をもっと良くしたい」というスタッフさんの切実な声は、病院経営において何より貴重な改善のリソースです。
その声を拾い上げ、研修の機会を作ってくださった事務局の皆様、そして遠くから想いを託してくださった保健師さんに、心から感謝申し上げます。
これからもNOVE株式会社は、医療の最前線で働く皆様が、健やかに、そして誇りを持って働ける環境づくりをデータと科学の力でサポートしてまいります。



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